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【NewsLetter】金融庁が後押しする新制度「事業性評価」 新しい融資評価方法が来年スタート!


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□■━━━はじめに━━━■□

財務状況だけでなく将来性も評価する

「事業性評価」が注目されています。

新たな融資制度により、創業期や成長段階の企業にも

資金調達のチャンスが広がります。


□■━━━事業性評価とは━━━■□

財務内容や担保・保証では測れない企業の事業内容や

将来性を評価する新しい融資の考え方です。

財務面だけでなく、企業の強みや成長性に基づいて

資金調達の可能性を広げる仕組みです。

 

<事業性評価の定義と目的>

事業性評価は、財務データに加え、

企業の戦略や競争力などを多角的に分析し、

将来性を見極める方法です。

これにより、融資対象が広がり、

金融機関との関係も強化されます。

 

<事業性評価を推進する背景>

従来の融資は財務重視で、創業期や

投資負担の大きい企業は支援を受けにくい状況でした。

しかし、2026年から始まる「企業価値担保権付き融資」により、

無形資産も評価対象となり、将来性を重視した融資が進みます。


□■━━━これまでの融資との違い━━━■□

014年以前は、創業期や先行投資が多い企業にとって、

将来性があっても融資を受けにくい状況でした。

そこで金融庁は、将来性を重視した

「事業性評価」による融資を推進しています。

この仕組みでは、企業の数字だけでなく、人やアイデア、

成長性を含めた「定量評価」と「定性評価」の両面から、

数値と質を総合的に分析し、企業の可能性を見極めます。

 

【定量評価】

主な内容:売上高、利益率、キャッシュフローなどを分析します。

目的:財務基盤の安定性を把握します。

 

【定性評価】

主な内容:経営者の人物像や企業の強み、事業戦略などを評価します。

目的:成長性や将来性を見極めます


□■━━━事業性評価で特に見られる主な項目4つ━━━■□

(1)市場動向

金融機関は市場の成長性や競合状況、

規制の変化を分析し、事業の将来性を判断します。

業界内での自社の立ち位置を明確にし、

成長が見込める市場でどのように競争力を

発揮できるかが評価のポイントになります。

 

(2)SWOT分析

自社の強み・弱み・機会・脅威を整理して、

事業の可能性を多面的に判断します。

金融機関は、この分析をもとに課題の改善策や

成長戦略の妥当性を確認し、

長期的な事業継続力を見極めます。

 

(3)商流分析(サプライチェーン分析)

仕入れから販売までの流れを可視化し、

収益性や効率性を分析します。

サプライチェーン全体を最適化できているかを確認し、

物流や製造プロセスの強みが競争力にどの程度

寄与しているかを評価します。

 

(4)経営者の資質

経営者のビジョン、業界経験、リーダーシップ、

リスク管理能力などを総合的に評価します。

経営者の判断力や成長意欲が高い場合、

事業拡大の可能性が高いとみなされ、

融資判断において有利になります。


□■━━━事業性評価における融資の3つのメリット━━━■□

・融資を受けられる可能性が広がる

技術力や独自性、成長性が評価対象となり、

創業間もない企業や研究開発型、

IT系スタートアップも融資を受けやすくなりました。

赤字でも将来性が認められれば

資金調達ができる可能性があります。

 

・産業や地域経済の活性化につながる

中小企業が新規事業や設備投資に挑戦しやすくなり、

産業の活性化が進みます。

新たな雇用が生まれ、下請け企業の受注増など

地域経済への波及効果も期待できます。

 

・金融機関との関係が深まる

事業性評価では、金融機関と定期的な対話を通じて

事業理解を深めます。その結果、単なる融資関係ではなく、

経営アドバイスや追加融資などの伴走型支援が受けられます。


□■━━━注意点━━━■□

事業性評価は将来性を重視した新しい融資制度ですが、

結果だけで融資が決まるわけではありません。

財務状況や返済能力も重要です。

また、評価基準は金融機関ごとに異なるため、

事前確認が大切です。

融資後も定期的な情報共有で信頼関係を築き、

支援や追加融資につなげましょう。


□■━━━最後に━━━■□

事業性評価では、将来性や独自性が

評価されれば融資の可能性が高まります。

財務面も踏まえ、説得力ある事業計画を準備しましょう


□■━━━動画案内はこちら━━━■□

視聴はこちら

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